神曲

Divina Comedia 1555
神曲の初版(1472年4月11日発行)
Comencia la Comedia, 1472

神曲』(しんきょく、 : La Divina Commedia)は、 13世紀から 14世紀にかけての イタリア詩人政治家ダンテ・アリギエーリの代表作である。

地獄篇煉獄篇天国篇の3部から成る、全14,233行の 韻文による長編 叙事詩であり、聖なる数「3」を基調とした極めて均整のとれた構成から、しばしば ゴシック様式大聖堂にたとえられる。 イタリア文学最大の古典とされ、世界文学史にも重きをなしている。当時の作品としては珍しく、 ラテン語ではなく トスカーナ 方言で書かれていることが特徴である。

題名『神曲』の由来

原題は イタリア語で「神聖喜劇」を意味する。ただし、ダンテ自身は、単に「喜劇Commedia)」とのみ題した。喜劇としたのは、悲劇と違って円満な結末を迎えるためや、比較的平易に読める当時の 俗語で書かれているためだという。出版史上では、『神曲』の最初期の 写本には、「ダンテ」「三行韻詩」などの題がつけられていた。 15世紀から 16世紀頃には、ダンテの詩が活版印刷で出版されるようになり、 1555年に刊行のヴェネツィア版により「神聖喜劇」の題名が定着した。

邦題の「神曲」は、 森鴎外訳の代表作である アンデルセンの『 即興詩人』の中で用いられた。その一章「神曲、吾友なる貴公子」において『神曲』の魅力が語られ、 上田敏正宗白鳥ら同時代の文人を魅了し、翻訳紹介の試みが始まった。

上記が日本における最初期の『神曲』紹介であり、ダンテ作品の受容はここから始まったとも言える。故に、今日でもほぼ全ての訳題が『神聖喜劇』ではなく、『神曲』で統一されている。

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