月に憑かれたピエロ

月に憑かれたピエロ』(つきにつかれたピエロ)、あるいは『ピエロ・リュネール』(フランス語: Pierrot lunaire作品21は、アーノルト・シェーンベルクが作曲した室内楽伴奏による連作歌曲である。

正式名称は『アルベール・ジローの「月に憑かれたピエロ」から三度の7つの詩』(ドイツ語: Dreimal sieben Gedichte aus Albert Girauds <<Pierrot lunaire>> )。すなわち、アルベール・ジロー英語版のフランス語詩をオットー・エーリヒ・ハルトレーベン英語版がドイツ語訳したものから21点を選び出し、7点ずつ3部に分け曲付けしたものである。

ソプラノの独唱者は、の雰囲気を補うために、シュプレッヒゲザングドイツ語版様式(語るように歌う=抑揚のようなメロディーが伴う、歌うような話し方)によって詩を「歌う」。無調音楽だが十二音技法ではない。シェーンベルクが音列技法を試みるのは、より後になってからである。

1912年10月16日に、ベルリンのコラリオンザールにおいて、「コロンビーナ」に扮したアルベルティーネ・ツェーメ(Albertine Zehme)を主演に迎えて初演が行われた。