ビーチー岬

上空から
西のバーリン・ギャップ近くから崖と灯台を望む

ビーチー岬(ビーチーみさき、ビーチー・ヘッド、 : Beachy Head)は、 イングランドイーストボーンの町の近くにある チョーク岩からなる岬であり、 セブン・シスターズの東隣にある。ビーチー岬は イーストボーンバラの所有地であり、その管理下にある。この岬は、海に面したチョーク岩の崖としては イギリスで最も高く、海面から162メートルの高さがある。南東へ海に面した突端部からは、東は ダンジネス英語版、西は セルジー・ビル英語版まで望むことができる。

地質学

航空写真

この岬のチョーク岩は6,600万年〜1億年前の 白亜紀後期に形成され、その頃ここはまだ海面下にあったが、 新生代に入ってから隆起し陸地となった。最後の氷河期が終わると海面上昇によって イギリス海峡が形成され、波がチョーク岩を削って、 サセックスの沿岸部に印象的な断崖をいくつも形づくった。

ビーチー岬周辺の崖は、打ち寄せる波によって形成されたものであり、小さな岩の崩落がしばしば見られる。柔らかいチョーク岩層は、硬い岩石層と幾重にも折り重なって層状になっており、この構造によって崖がどのように侵食されるかが決まってくる。まず打ち寄せる波が崖の下側を掘り崩し、それによって直上のチョーク岩層が板状に崩れ落ちる。さらにいずれはその上のチョーク岩層も崩れ落ち、そうして順に侵食が進んでいくのである [1]。小規模な岩の崩落に比べると、大規模な崩落は稀である。2001年には、冬に大雨が降った際に雨水が岩の割れ目にしみ込んで凍り、割れ目を押し広げた。これによって崖の先端が崩落して海に落ち、「悪魔の煙突」と呼ばれた有名なチョーク岩の塊が破壊された [2]

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