ヒドロキシクエン酸

ヒドロキシクエン酸
識別情報
CAS登録番号 6205-14-7
PubChem 123908
特性
化学式 C6H8O8
モル質量 208.12
特記なき場合、データは 常温 (25 °C)・ 常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヒドロキシクエン酸(ヒドロキシクエンさん、hydroxycitric acid)は、 クエン酸誘導体であり、1位が ヒドロキシル化された構造を持つ。オトギリソウ科フクギ属の ガルシニアやアオイ科 フヨウ属ハイビスカスなど様々な 熱帯 植物から発見されている [1]

試験管実験や 動物実験でヒドロキシクエン酸は、 脂肪 代謝への作用を示す結果が得られている [2]。そのためヒドロキシクエン酸は、体重減少剤やサプリメントの成分とされている場合がある。 ガルシニア抽出物を用いた臨床試験では、ヒドロキシクエン酸が体重減少や脂肪減少に効果がなかったという報告もあるが [3]、脂肪燃焼や体重増加抑制 [4]、グリコーゲン蓄積促進 [5]、持久力向上 [6]に有効であったことも報告されている。

  • ヒドロキシクエン酸の生理作用
  • 出典

ヒドロキシクエン酸の生理作用

脂肪蓄積抑制作用
摂取した糖質は、解糖系とTCAサイクルを経てクエン酸となり、アセチルCoAに変換し、マロニルCoAを経て脂肪酸に合成される。ヒドロキシクエン酸は、ATPクエン酸リアーゼを阻害することにより、クエン酸からアセチルCoAに変換する経路を阻害し、脂肪が蓄積するのを妨げる。
グリコーゲン蓄積促進作用
ヒドロキシクエン酸はATPクエン酸リアーゼを阻害することにより、アセチルCoAに変換されなかったクエン酸は、グリコーゲンへと変換される。
脂肪燃焼促進作用
体内の脂肪酸はアシルカルニチンに変換され、β酸化、TCAサイクルを経てエネルギー源となる。ヒドロキシクエン酸はアセチルCoA生成を阻害し、その結果マロニルCoAを減少させる。この時、カルニチンアシルトランスフェラーゼが活性化し、その結果、脂肪の分解を促進する。
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