ドラゴンボールZ 神と神

ドラゴンボールZ 神と神
Dragon Ball Z:Battle of Gods
監督細田雅弘
脚本渡辺雄介
原案鳥山明
原作鳥山明
製作冨永理生子
ギャルマト・ボグダン
出演者野沢雅子
鶴ひろみ
堀川りょう
草尾毅
古谷徹
田中真弓
緑川光
佐藤正治
皆口裕子
古川登志夫
渡辺菜生子
伊藤美紀
山寺宏一
音楽住友紀人
主題歌FLOWCHA-LA HEAD-CHA-LA
制作会社東映アニメーション
製作会社「2013ドラゴンボールZ」製作委員会
配給日本の旗 東映/20世紀フォックス
公開2013年3月30日
上映時間劇場公開版:85分
特別版:105分
製作国日本の旗 日本
言語日本語
興行収入29.9億円
前作ドラゴンボール 最強への道
次作ドラゴンボールZ 復活の「F」
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ドラゴンボールZ 神と神』(ドラゴンボールゼット かみとかみ、Dragon Ball Z:Battle of Gods)は、2013年公開の『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作品第18弾(『ドラゴンボールZ』としては第14弾)。

キャッチコピーは「最強、始動。」「最強、激突。」「フリーザ、セル、魔人ブウ。すべてを超越する存在がいた。」「今、闘いの歴史が変わる――。」。

前作『ドラゴンボール 最強への道』より17年ぶり、『ドラゴンボールZ』としては『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』以来18年ぶりの劇場作品であり、併映無しの単独上映としては初の劇場作品となる。

物語は、原作の「魔人ブウ編」終結~エピローグとなる10年後までの間の時期(原作の第517話と第518話、『ドラゴンボールZ』の第288話と第289話、『ドラゴンボール改』の第157話と第158話の間)に位置し、孫悟空が魔人ブウを倒してから約4年後にあたるエイジ778のある日[1]に起こったエピソードが描かれる[2][3]

企画・製作

原作者の鳥山明が初めてアニメシリーズに脚本の段階から深く関わった劇場公開作品。鳥山がコミックの原作と違わぬほど書き込んだ台詞入りプロットの中から90%以上のストーリーと台詞が採用されている[4]

破壊神ビルスら映画オリジナルキャラクターのほか、メインキャラクターたちの服装も鳥山が新たにデザイン。本作のキーワードである「破壊神」と「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」は脚本家の渡辺雄介からの発案で、それを聞いた鳥山も「これ以上ない。という所まで強くなってしまった悟空たちのピンチを表現するにはとても良いアイデア[5]」とそのまま残しつつも、暗いシリアスな物語と世界観だったため「東日本大震災以降、悲惨な話じゃなくて、友情や仲間、コメディを盛り込んだ明るいポジティブな内容にしたい」と修正を要請。当初は見本を示すだけのつもりが手が止まらず、初期プロットのクリリンと18号の結婚式をブルマの誕生パーティーに変更したり[6]と、結果的にキャラクター設定や台詞、脚本に大幅に鳥山の手が入り、「もしも連載に続きがあったら…[5][7]」を想定したオリジナルストーリーがつくられた。このことについて鳥山は公開後「脚本家の方には、大変失礼なことをしてしまった」と反省の弁を述べているが、脚本家の渡辺は「これが『ドラゴンボール』だなと。俺は何やってたんだろうと(笑)」と快く改訂を受けた。本作のサブタイトルは鳥山が決めたものであり[8]、由来は単純に神同士が対決するから[9]。魔人ブウ編の後の物語にしたことについては「悟空たちが一番強い時期であること[9]と、原作最終話の後だと悟空はウーブを連れて、どこかに行ってしまい[9]、ブルマやクリリンをかなり老けさせてしまったため[10]」と答えている。

監督の細田雅弘は「震災後、子どもたちにドラゴンボールで元気な笑顔を取り戻してほしいというのがあってスタートした形だった」と語っており[11]、劇場版アニメ制作へ本格的に初めて参加したことについて鳥山は、ハリウッドでの実写版が、ドラゴンボールとはとても言い難い出来だったことから、今回「原作者としての意地を見せたかった部分もある」と語っている[12]。それに加え、「破壊神」や「超サイヤ人ゴッド」という世界観に関わることや、ベジータの(キャラクターの)崩壊ぶり、そして悟空が勝利できなかったことなどは、原作者でなければ触れにくいエピソードであったことも理由に挙げており、特にラストで悟空が勝てないというのは、「これまでのセオリーからいっても、ちょっと危険な賭けでしたが、そうすることで最強という噂の破壊神ビルスの威厳も保ち、悟空にとっても、まだまだ目標とすべき未来があることで『ドラゴンボール』は終わらない、というメッセージを含めています[13]」「破壊神ビルスというキャラクターに敬意を表したものです。勝てないことで悟空やサイヤ人たちの更なる未来を予感させるような展開にしたかったのです[14]」と語っている。シナリオは膨大な量になり、ピンチになった悟空をみんなで助けにいくなど、脇役キャラクターたちの様々な活躍がもっと盛り込まれていたが、子供を飽きさせない上映時間に配慮してカットすることになった[15]。アクションシーンはCGで表現されているが、あえてキャラクターは作画で描き直している。また鳥山明の「震災のことを踏まえて街中のパニックや破壊のシーンはやめてほしい」という意向に沿って、CGを使用しての見せ場が用意された[16]

2015年4月18日に、本作の物語の続編となる『ドラゴンボールZ 復活の「F」』が公開された。

テレビアニメシリーズ『ドラゴンボール超』では、本作を原作とした「破壊神ビルス編」として、テレビシリーズ複数話分にリメイク・再構成している。

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