トム・ソーヤーの冒険

トム・ソーヤーの冒険
The Adventures of Tom Sawyer
インジャン・ジョーの洞窟のハック、ベッキー、トム
インジャン・ジョーの洞窟のハック、ベッキー、トム
著者マーク・トウェイン
発行日アメリカ合衆国の旗1878年
ジャンル児童文学
アメリカ合衆国の旗
言語英語
コードISBN
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トム・ソーヤーの冒険』(トム・ソーヤーのぼうけん、: The Adventures of Tom Sawyer[1])は、1876年に発表されたアメリカ合衆国の小説。著者はマーク・トウェイン。前書き、本編35章、そして終章で構成されている。

少年少女向けの娯楽小説として書かれた作品だが、著者は前書きで、かつて少年少女だった成人たちにも読んでほしいと述べている。

概要

主人公のトマス・ソーヤー少年(通称:トム)が、ミシシッピ川のほとりの自然豊かな小さな町で、ハックルベリー・フィン(通称:ハック)をはじめとする仲間たちとともに、さまざまな冒険を繰り広げる。

舞台は、1840年[2]ミズーリ州セント・ピーターズバーグ(ミシシッピ川流域の架空の町[3])。本作の大部分は、マーク・トウェインが少年の頃に、自身あるいは学友の身に実際に起きた出来事で、当時の子供たちの迷信もそのまま語られている[4]。また、主人公トムは3人の友人を融合させたキャラクターである[4]。主人公の弟のシッドは、トウェインの実弟でありクレメンズ家の五男(末っ子)であるヘンリー・クレメンズ、主人公の伯母のポリーおばさんはトウェインの実母であるジェーン・クレメンズ、ハックはトム・ブランケンシップがモデルである。

最も有名なエピソードの1つは、トムがポリーおばさんから罰として課せられた塀のペンキ塗りを、友人たちに自ら進んでやりたいと思わせ、しかもその交換条件として物品をせしめてしまうという第2章である[5]。トムはその成功に味をしめて同じようなことを繰り返すが、意外なオチが待っている、という教訓的要素も含まれている。

続編に、『ハックルベリー・フィンの冒険』(The Adventures of Huckleberry Finn)、『 トム・ソーヤーの探検』(Tom Sawyer Abroad)、『 トム・ソーヤーの探偵』(Tom Sawyer, Detective)がある[6]

そのうち、『ハックルベリー・フィンの冒険』(トムの出番は少ない)は、児童文学の域を越え、アメリカ文学史にとって本作以上に重要な価値を持つと考えられていると同時に、21世紀に入っても物議をかもしている作品である(詳細は当該項目を参照)。

また、『Huck Finn and Tom Sawyer among the Indians』『Tom Sawyer's Conspiracy』といった未完成作品も存在する。

他の言語で
беларуская (тарашкевіца)‎: Прыгоды Тома Соера
norsk: Tom Sawyer
srpskohrvatski / српскохрватски: The Adventures of Tom Sawyer
српски / srpski: Doživljaji Toma Sojera