セルビア・モンテネグロの歴史

セルビア・モンテネグロの歴史を述べる。民族の歴史としては セルビアの歴史および モンテネグロの歴史も参照。 この地域には「民族のモザイク」と呼ばれるため特定の国の歴史を記述するのは難しいといっていい。民族ではなく地域の歴史としてみれば、古代にはローマ帝国、中世には東ローマ帝国とオスマン帝国、近代にはオーストリア・ハンガリー二重帝国とロシア帝国など 大国が影響力を行使してきたなかで歴史が形成されていったといえよう。

古代

この地域には紀元前から人が定住してきた。紀元前1世紀に ローマ属州となりローマ化が進んだ。4世紀には ゲルマン人テオドリックの反乱がいまの ブルガリア周辺で勃発し、この地も騒乱の渦中となった。その後の 民族大移動期には 東ゴート人フン族アバール人がここを通過し、6世紀には スラブ人が定住し、独自の王国を建設し始めた。これが今のセルビア人や モンテネグロ人、クロアチア人、スロヴェニア人のルーツである。ただし、モンテネグロ人だけは、古代イリュリアの イリュリア人の可能性も残されている。