カヤツリグサ科

カヤツリグサ科
Pycreus.jpg
イガガヤツリ(Cyperus polystachyos
分類APG III
:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:単子葉類 monocots
階級なし:ツユクサ類 commelinids
:イネ目 Poales
:カヤツリグサ科 Cyperaceae
  • 本文参照

カヤツリグサ科は、単子葉植物の一つの科である。最も有名なのはパピルスであろうが、有用植物は少ない。全世界で約70属3700種がある。

APG植物分類体系では、イネ目 (Poales) に属する[1]

一般的特徴

カヤツリグサ科の植物は、細長い葉を持つ草が多い。は花びらを持たず、鱗片が重なり合って小穂を形成する。

ほとんどは一年生または多年生の草本で、短い茎が地表または地中にある。匍匐枝を出すものもある。ただし、一部に木質化した茎を持つものがある。

地上には先端に花をつける花茎を長く伸ばす。これを(かん)という。葉は地面の茎や稈の節ごとに出る。葉の基部は茎を抱いて、往々に両側が癒合し、(しょう、さやのこと)を形成する。種によっては鞘のみが残り、葉身は退化する場合がある。中には植物体全体に葉身がなく、花茎の緑色部のみで光合成をおこなうものもある。

小穂

は小さく、多数が集まって鱗片に覆われた小穂を形成する。小穂は花茎上に単生するか、多数が集まって花序をなす。花序の基部には方があり、これがよく発達するものもある。多数がよく発達すれば、傘のような姿になる。苞葉が一枚よく発達し、茎の延長のようになると、まるで茎の途中に花序が横向きに出ているように見える。その姿はイグサに似ている。

小穂には多数の花を含むものが多いが、ごく少数の花だけを備えるもの、中には有効な花を1つだけ含むものもある。花が螺旋状に並べば、小穂は円柱状や楕円形、球形などになり、外見は松笠などに似る。花が左右1列に並べば、小穂は扁平になり、横から見れば鱗片は2列に並ぶ。これを瓦列性という。

個々の花では、花被(花弁や萼)の退化が著しい。ワタスゲ属では花被片は糸状で、花後にそれが長く伸びて綿毛状で目立つが、これはこの類で花被が目立つごく希な例である。多くのものでは花被片は鱗皮状(クロタマガヤツリ属)や刺針状(ホタルイ属・ミカヅキグサ属)などで、それも鱗片に覆われて外からは見えない。カヤツリグサ属、テンツキ属などでは完全になくなる。雄しべは普通3本で、これは2列6本あったもののうち1つの列のみが残ったと考えられる[2]

カヤツリグサ属やホタルイ属では、ひとつの花に雄しべ雌しべを備えるものが多いが、中には一部の花が単性花となっているものがある。スゲ属、シンジュガヤ属などでは、雄花と雌花は完全に分かれ、小穂も別になっているものが多い。カヤツリグサ属などに見られる単性花は、両性花から分化したものと見なせるが、スゲ属などの場合、両性花が起源であったという証拠はない。このため、カヤツリグサ科は実は2つの系統が含まれているのではないかとの説がある。

小穂は内部の軸に沿って花が並び、これを鱗片が覆う。ひとつの花には、普通は中央に雌しべ、その外側に3対の雄しべ、その外側に花被由来の付属物(ないものもある)があって、これらの外側を1枚の鱗片が覆うのが普通の姿である。

さまざまな環境に生活する種があるが、湿地性の植物が多い。水中生活するものもあるが、完全に 沈水性の水草になるものは少なく、多くは水中から茎を突き出して生活する。

細長い根出葉があって、茎の先に花序をつける形と、茎の先、花序の下の苞葉が発達する形のもの、それに、葉が少なく、棒状の茎だけが多数出る形のものが多い。

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